APACのクロスボーダーM&Aを動かす要因とは?
最新の調査から、地域全体のM&A活動と投資に変化をもたらしている要因が明らかになりました。
日本を拠点にAPAC市場を見ていると、アジア太平洋(APAC)がクロスボーダーM&Aにおいて底堅さを維持していることが分かります。世界のディールメーカーが地政学的な変化、資本フローの変動、人工知能(AI)関連資産への需要の高まりに対応する中、アジアはクロスボーダーの対内投資が最も活発な地域となっており、案件金額はすでに昨年の年間総額の80%に達しています。
こうした勢いは、世界のM&A環境が変化する中で特に注目に値します。PitchBookのデータを掲載した当社の最新レポート『クロスボーダーM&Aの新たな地理的動向』によると、案件件数は依然として昨年のペースを下回っているものの、案件金額はより速いペースで回復しています。すでに2025年の年間案件総額の約60%に達しており、案件件数が減少する一方で、より大規模な取引が市場の動向を変えています。
このページの下部に掲載している動画では、こうしたトレンドがAPACのディールメーカーにとって何を意味するのか、また、世界のM&Aに影響を与えている要因が地域全体でどのように表れているのかを解説しています。
世界のM&A市場が変化する中、APACでは何が起きているのか
重要な変化の一つは、事業会社による買収の影響力が高まっていることです。多くのプライベートエクイティ(PE)ファームが引き続き資金調達や借り換えの課題に対応する中、事業会社は、より大規模で戦略的な投資を進めています。今年、事業会社による投資は世界のM&A投資額の約75%を占めており、2025年の60%未満から増加しています。
APACのディールメーカーにとって、こうした変化は、変動する地政学的な状況やAI関連資産への需要と並行して進んでおり、そのいずれもが世界の資本の流れに影響を与えています。これは新たな機会を生み出す一方で、クロスボーダー取引には、法律、規制、言語、タイムゾーンに関するさらなる複雑さも伴います。
Intralinks DealCentre AI™のように、ディールメイキング専用に構築されたプラットフォームを活用することで、地理的に分散したチーム、文書、ワークフローをつなぎ、取引を効率的に進めることができます。
APACにおけるクロスボーダーM&Aの機会を検討するうえで、誰が投資しているのか、資本がどこに向かっているのか、そして取引がどのように変化しているのかを理解することが、ますます重要になります。
以下の動画でAPAC市場に関する私の見解をご紹介しています。併せて、『クロスボーダーM&Aの新たな地理的動向』をダウンロードいただき、2026年の世界のクロスボーダー取引に影響を与えるトレンドについて、ぜひご覧ください。
